アルコールアレルギーとコロナ対策

新型コロナウイルスの収束が見えない中、マスクとともに需要が急増しているのが消毒用のアルコールです。ウイルスを出来るだけ排除しようと病院やクリニックではもちろんのこと、生活必需品を取り扱うスーパー等々のお店においても入り口にアルコール消毒液が置かれ、入店時の利用を呼びかけています。

今の状況を考えると仕方のない部分はありますが、かつてこれほど消毒液の使用頻度が高いときがあったでしょうか。おそらく、事態が落ち着くまで同じような状況が続くのだと思いますが、その陰で実は、アルコール消毒液によるアレルギーで苦しんでいる人がいるのです。

アルコール消毒液が原因となるアレルギー反応

アレルギーと言えば、体内に侵入した物質がアレルゲンとなり、免疫系が過剰に反応することによって起こります。代表的なものとして知られているのは、小麦や牛乳などの食物アレルギーや、花粉をアレルゲンとする花粉症です。

アルコールの場合は、元々、皮膚の弱い乳幼児やアトピー性皮膚炎の人はアルコールの使用により手が荒れやすいのですが、他のアレルギー同様、アルコール消毒液に触れることでかゆくなったり、皮膚が赤くなることがあります。これをアルコールアレルギーと言い、場合によっては呼吸困難や蕁麻疹、そしてアナフィラキシーショックとなってしまう可能性があるので注意が必要です。

では、そのような場合は一体どのような対策をとったら良いのでしょうか?

アルコールアレルギーによる被害を防ぐために

まず、アルコールそのものを避ける生活を送ることが、最も望まれます。しかし、新型コロナウイルスの蔓延が懸念されている現在においては、消毒によるメリットが大きく、避けて通るデメリットの方が大きいことも事実です。

消毒はしたいけれど、アルコールは避けたい。

そのような場合は、アルコール消毒液の代替品を用意してみてはいかがでしょうか。

代替品も様々ありますが、そのうち、次亜塩素酸水はアルコール消毒液にも劣らない殺菌作用を持つため注目を浴び始めています。食品添加物としても認可されているこの次亜塩素酸水は、コロナウイルスだけではなくノロウイルスや大腸菌などを不活化させ、死滅させる効果が期待できるため、アルコールアレルギーを持つ人に対する有効な消毒の手段として使われるようになってきました。

まだしばらく続きそうな、新型コロナウイルスの猛威。自分や大切な人たちを守るために出来ることを続けていける環境を整えてきたいですね。

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