アレルギー疾患を持つお母さん達が注目している「究極の寝室ってなあに?」 健康住宅専門店の早稲田ハウス 金光社長インタビュー
このたびは東京ビックサイトのぐっすりEXPOに出展されていた早稲田ハウスの本社にて、代表の金光氏にインタビューを行いました。
私自身、アレルギー持ちの軽度の化学物質過敏症でもあるので、建材の危険性について常々疑問を持っておりました。今回の究極の寝室を拝見し、これはその答えの一つになるなと直感しました。
そこでインタビューを申し込んだところ、ご快諾頂いた次第です。
あなたの原因不明のカラダの不調はこんなところに改善のヒントが隠されているかもしれません。
健康住宅専門店という画期的なサービスを生み出したきっかけについて教えてください。
会社自体は今年で43年目になりましたが、ちょうど13年前に30周年という節目を迎え「このままでやっていけるのだろうか」という危機感を感じました。
今の時代、どこの会社も似たような形で住宅をつくることができますし、ホームページを検索すればその会社のことは大体わかります。そのような中で、他社にはできないオリジナルについて答えられる会社がどのくらいあるでしょうか。
実際、お金さえ出せばデザイン、ハード面含めて大抵のことはできるので、このままでは会社が先細りしてしまうと悶々とした気持ちを抱えていました。
そのような時、全身アトピーを抱えた22歳のお嬢様の家をつくることになりました。実際に、お嬢様とお会いした時はかなりひどい状態だったのですが、よくアンテナを張っていると赤ちゃんのアトピーが住宅で治ったというニュースが私の耳に飛び込んできたのです。それが、千葉県成田市のヤワタホームさんの住宅であり、アトピーの赤ちゃんの母親が涙を流して喜んでいたのをみて、これに嘘はないと確信し、健康住宅に取り組むことにしました。
会社が30年という節目で悶々と苦しんでいたこと、目の前にひどいアトピーのお嬢さんがいたこと、そして赤ちゃんのアトピーが住宅で治ったニュースの3つがピタッと重なったのが13年前であり、健康住宅専門店となるきっかけになりました。
住まいづくりを手がける一方で、究極の寝室DIYキットも販売されていますね。
そうですね。DIYキットは、個人が簡単にできることはありませんか?との声を受けてつくらせていただきました。しかし、実は一つも売れていません。
日本では、個人が寝室をつくるのは荷が重いと思われているのかもしれませんね。そのため、地域のパートナーさんとタッグを組んで展開しようと考えました。
これまでのお客様の生の声をご紹介すると、69歳で家を建て替えられた方は夜中に5、6回目が覚めて困っているということでしたので、寝室だけ変えて8か月の仮住まいをしてもらいました。そうすると、住み始めて1週間ほどで朝までぐっすり眠ることができ、人生が変わったとおっしゃってくださいました。
また、二人目を半ば諦めていたあるご家庭があり、家族3人が住める家というコンセプトで平家を建てたのですが、なんと2人目のお子さんが生まれ、さらに昨年の2月には3人目が誕生しました。もともと、奥様には持病があり、家事をすると疲れて横になってしまうという生活で子供どころではなかったそうですが、住み始めてからぐっすり眠れるようになり、結果的に子宝にも恵まれています。
さらに、アトピーで病院にかかっていても一向によくならなかった方が、ある日、健康住宅のチラシを握りしめてモデルハウスへお越しになりました。普段は、住宅展示場や新規のオープンに行くとお子さんはぐずったり泣いたりして長くはいられなかったそうですが、モデルハウスでは3時間熟睡していたのを見て健康住宅が本物だと感じたられたそうです。
そこを売ってくださいとお願いされたのですがモデルハウスだったこともあり、新たに土地を探していただき建物を建てることになりました。そして、入居してから2年半でアトピーが完治したと聞いています。
建物の環境をよくする、抗酸化空間をつくることで何が変わるのだろうと私は正直思っていたのですが、驚いたことに本当に空気がキレイになっていることに気付かされました。
しかし、効果を実感したお客様の声をどんなに話しても伝わらない上に、話せば話すほど皆さん怪訝な顔をしていくので、キレイな空気は言葉では伝えられないということを痛感しました。
そこで我々はモデルハウスを2棟つくりました。キレイな空気を言葉ではなく、五感に訴えようと思ったのです。
ひとつは体験型にしました。やはり、家の良さは泊まってみないとわからないということで、実際に泊まれるようにしました。
そして、もうひとつは0歳から2歳とターゲットを絞って、日本一回転率の悪いカフェを始めました。現在、5,134名の方が会員になっています。
とにかく居心地が良いので、2、3時間いるのは当たり前、10時半のオープンから15時まで滞在している方もいらっしゃいます。産後、お友達の方から誘われてカフェに来られ、煮詰まっていたお母さんの緊張が解けたと話されている方も結構いらっしゃいます。
私が健康住宅を手がけるようになってとても驚いたのは、病院に行かなくなった、薬がいらなくなった、風邪をひかなくなったというお客様の声です。今度は、私がその原因を知りたいと思い、販売し始めてから5年ほど経った頃、お客様にもう一度話を聞かせて欲しいとお願いしました。
そうすると、皆さんから「よく眠れるようになった」という共通の言葉が出てきました。それで、私は全てが納得できました。昔から寝る子は育つと言いますが、大人も一緒だということですよね。
わかりやすく言うと、今まで我々は化学物質の魔法瓶をつくっていたようなものだったのが、今度は自然物質の魔法瓶をつくるようになった。外の空気は変えられないけれど、中の空気は変えられると言うことに気付かされました。
究極の寝室の特徴を教えてください。
究極の寝室は、4つの天然素材の相乗効果でつくられています。
まずひとつめは「山の恵み」です。国産の天然の炭を床から天井まで塗り、空気をキレイにします。
2つめは、「土の恵み」である稚内産の天然の珪藻土です。おそらく、日本で一番良い素材だと思いますが、これを壁に塗ることで、脱臭、調湿効果が期待できます。
3つめは、「海の恵み」です。海洋性のプランクトンやサンゴの化石などを含んだ水溶液を天井や壁に噴霧し、遠赤外線の効果で化学物質などを取り除きます。
そして、最後は「森の恵み」です。宮崎県産の杉を使うことで断熱や消臭の効果が期待でき、これらが組み合わさって空気がクリーンになります。
早稲田ハウスの部屋はハウスダストが少ないのかと言ったら、実はそうではなく普通の住宅と同じです。ただ、これらの相乗効果でハウスダストが空気中に舞うのではなく全部、床に落ちて代わりに綿埃が増えます。たった、これだけの違いなのです。
寝室に着目したのは、なぜでしょうか。
快眠の条件は暗さ、静けさ、そして快適な湿度と温度の3条件が必要だと言われていますが、私はそれだけではないと思っています。人が眠っている間にしている行為が一つだけあり、それが呼吸です。どうして、吸っている空気の質にこだわらないのか不思議でしょうがないですよね。でも、誰も言わない。
住宅の中の寝室という場所は、生涯の中で最も長く呼吸する大切なところです。
しかし、皆さんどうせ寝るだけだからと諦めていますし、空気清浄機があれば済むと考えていますよね。ここに大きな落とし穴がありました。
健康住宅に取り組んでみて、私は寝室が変われば人生が変わると実感しています。一人の人生が変われば家族の人生が変わり、やがて社会が変わるのではないでしょうか。
私は、これから「寝室革命」を掲げ、寝室から社会を帰る挑戦をしていこうと思っています。
まとめ
インタビューを終え、モデルルームにて実際にベッドで寝てみて、短い時間でも落ちつく感覚を体験させて頂きました。
身体を休め、最も長い時間過ごす寝室環境を出来るだけ自然に近い形で過ごしやすく整えることの重要性を理解することが出来ました。
特に空気環境の良くない都市部においては、本当の意味でカラダを休ませることの出来る究極の寝室は健康管理の強い味方になることでしょう。
金光社長、インタビューとモデルルームのご案内と詳しい解説をありがとうございました。
この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
<関連サイト>
健康住宅専門店 早稲田ハウス
https://www.wasedahouse.co.jp
究極の寝室
https://www.shinshitsu.jp/
きれいな空気の赤ちゃんカフェnenne
https://www.nenne-cafe.com