今や、日本では子供の数よりも多いと言われているペット。飼育されている犬猫を合わせただけでも、おおよそ2,000万頭もいると言われています。
その中でも猫はここ数年で人気が高まり、飼育数も増えつつあります。これは、猫を数匹飼うケースや都心での住宅事情などが背景にあり、より室内で飼いやすい猫に注目が集まっていると考えられます。
しかし、猫を飼うには責任も伴いますし、様々なケアも必要となることから当然、コストもかかります。それでも家族の一員として受け入れることで得られる価値はまさにプライスレス。猫との生活は、私たちに数多くのことをもたらしてくれることでしょう。
しかし、犬や猫といった動物を飼い始めてくしゃみや咳が出るようになった。皮膚に発疹が出て痒いといった症状を感じたら要注意。もしかすると、それは猫アレルギーの仕業かもしれません。
猫アレルギーとは
猫の毛や唾液などに含まれるタンパク質がアレルゲンとなり、アレルギー症状を引き起こしてしまうことがあります。これを猫アレルギーと呼びますが、皮肉なことに大好きな猫と一緒に生活し始めてから猫アレルギーだとわかったケースも少なくありません。
そして、猫アレルギーの厄介なところは、猫の好き嫌いに関わらず発症することや、飼い続けることでだんだんと慣れてくるというものではないということです。
猫アレルギーの症状
一般的なアレルギー同様、鼻水やくしゃみ、咳やかゆみなどが主な症状です。
放っておくことで重症化してしまうこともありますし、アナフィラキシーのように命に関わることもあります。猫が好きだから、家族だからと症状をそのままにしておくのではなく、飼い始めてから何かおかしいなと感じたら病院へ行って検査をしてもらいましょう。
猫アレルギーとうまく付き合いましょう
猫アレルギーだとわかったとしても、飼っている猫を手放すということはできればしたくないはずです。では、猫アレルギーとうまく付き合っていくためには、どうしたらいいのでしょうか。
まず、アレルゲンを遠ざけるということが最も基本となります。猫アレルギーの原因は猫の毛やフケ、唾液によるものなのでこまめな掃除が必要です。さらに、アレルゲンとなる物質は非常に小さな粒子なので、目に見えないまま数多く浮遊しています。そのため、定期的な換気や空気清浄機の使用も効果的です。
また、夏場や湿気の多い時期は雑菌も繁殖しやすい環境にあります。このような時期はシャンプーの頻度をあげるなどして清潔に保つように心がけましょう。
そして、調子が悪くなった時は無理せず薬も活用しながら、家族の一員である猫との生活を楽しんでください。
<参考サイト>
●What’sネコアレルギー
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