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アレルギーユニバーシティを作った理由
ようこそ、アレルギーユニバーシティーへ。
学長(&編集長)の池上文尋です。
少し自己紹介をさせてください。
京都市出身、北里大学獣医学部(動物資源科学)を卒業後、製薬企業に12年、医療機関に2年勤務の経験を持ちます。会社を2社経営し、1社目の会社、(株)メディエンスは設立して18年が経過しました。ずっと医療・製薬分野で仕事を行ってまいりました。
昨年8月に青森に設立した会社「株式会社ミライテコ」は2社目になります。そのミライテコでの最初のポータルサイト制作がこのサイトになります。
私はすでに3つの「大学」と名の付くサイトを運営しています。個人的な趣味が高じて、どれも面白い内容になっているのかなと思います。
いちご大学(いちごの総合情報サイト)
幸せ大学(幸せについてのノウハウを共有するサイト)
アモーレ大学(恋愛と結婚とパートナーシップについて学ぶサイト)
テーマに絞り、情報収集・発信、共有して参りました。
今回は「アレルギー」というテーマにフォーカスし、情報ポータルを構築して行くことになりました。
実はこの構想を思いついたのは25年前になります。なぜなら私は子供の頃からアトピー性皮膚炎、小児喘息、アレルギー性鼻炎を経験し、アレルギーマーチをこの身をもって体験していたからです。
アトピー性皮膚炎では夜も眠れないほどの痒みや皮膚のただれを経験しました。小児喘息では本当に死ぬんではないだろうかと言うような気管支閉塞による呼吸困難を幾度と無く味わいました。
なぜ自分がこんな病気にかかったのだろう?
なぜこんなに苦しい思いをしなければいけないんだろう?
と子供ながら理不尽に感じていました。大人になったらこの病気について調べたいし、その調べたものを同じように苦しんでいる人たちにも共有できればと思っていました。
そんな思いを持ちながら、大学を卒業し、製薬企業に入社し、3年の勤務後、医療法人の事務長になりました。
医療現場に関わることができ、感じた事は西洋医学ではアトピーや喘息などのアレルギー疾患について根治させる概念がないと言うことです。
症状が出れば、注射を売ったり薬を飲んだりして、その症状を治す事はできるのですが、なぜその症状が出て、それを予防できないのかという思いはどんどん膨れ上がっていきました。
自分自身、医療業界に関わっていたこともあり、論文や記事、そして海外の情報などをしらみつぶしに読んで根治できる方法がないものだろうかと思っていました。
そんな中で面白いなと思った治療がいくつかあります。それはその当時、京都の高雄病院で行われていた漢方療法や甲田先生が行っていた断食療法などでした。
今となっては、それらの治療法が効果を上げる理由がある程度わかってきていますが、その当時は怪しい治療として見られている感じでした。
そんな情報をまとめて、パソコン通信などで情報を広げていけないものかなんて考えておりました。名前も「アトピーズ」と名付け、アトピーや喘息の情報発信サポート考えていました。
しかしながら、それを実現することもなく時間だけが経過していきました。
1995年、Windows 95が世に出てきて、インターネットが急速に広がっていきました。その流れに乗って私も起業し、(株)メディエンスを立ち上げました。
しかしながら、製薬企業で関わっていた産婦人科医療、不妊治療についての情報共有の方が重要性が高く、困っている方が多いと言うことでそちらへ傾倒していきました。
その会社も18年が経過し、不妊治療の分野についても世の中にブームが起きるほどまで広がりを見せており、現時点では活況となっています。人に言えない「不妊治療」をどうすれば一般的にするのかを多くのドクターや関係者たちと考え、行動してきた結果と言えます。
そして、不妊治療の目的が一段落し、次に何をやるべきかと考えた時に長年温め続けていたアレルギーサポートのことを思い出し、現場はどうなっているのかと見渡したところ、あれからずいぶん医療が進んでいるが、変わらずアレルギーの患者さんは減るどころか増えている状況がありました。
特に中高生のアレルギーが増えていると言う現状を見てもまだまだ正しい情報が世の中に広がっていないんだなと感じております。
そこで25年ぶりに当初考えていたアレルギーの情報サイトを立ち上げることにしました。
医療の世界に四半世紀以上関わっていることもあり、様々な角度からアレルギーを切ることができるのではないかと思っています。
そしてアレルギーに関わる様々な専門家に取材をさせていただき、その内容をしっかりとまとめてここで発表できればと思っています。また、皆さまからのご意見や情報提供も心よりお待ちしております。
このサイトを通じて、一人でも多く方がアレルギーの苦しさから逃れてもらえるのであれば作った意味があるのかなと思っております。
以上