目立ったアレルギーはないはずなのに、ムズムズとかゆみが止まらない。手や足にポツポツとした湿疹が出始めて消えない。
このような症状を訴える人が近年、急増していることをご存知でしょうか。
かゆみ止めを塗ってもあまり効果がない、かゆみが強すぎて睡眠が妨げられてしまう背景には、実は意外な盲点があったのです。
今一度、かゆみを感じる部分を確認してみてください。そこは、下着や靴下など、皮膚と服が接している部分ではありませんか?
もしそうであれば、普段使っている洗剤を変えることで症状の改善が期待できることがあります。なぜならば、服に残っている洗剤がアレルギー症状を引き起こしていることがあるからです。
一口に洗剤と言っても、石けんをベースとした石けん洗剤と人工的に作られた界面活性剤や香料などを含んだ合成洗剤に分けることができます。
界面活性剤が含まれていることで水と油を混ぜ合わせることができ、油を含んだ汚れを取り除き洗浄力が上がるなどメリットもあるのですが、人工的に石油などを原料として作られたものの中には発がん性物質があったり、肌に成分が残りやすい成分があるなど少なからず使い続けることで肌に負担がかかってしまいます。
一度や二度であれば問題なくても、洗濯は日常のことですから使い続けることで次第にアレルギー症状を引き起こしてしまうのです。
最近では、柔軟剤も香り重視のものが増え、化学合成された物質がふんだんに含まれているものが店頭に並んでいますが、これについても同じことが言えます。
これらに当てはまることがあれば、石けん由来の洗剤に切り替えてみてはいかがでしょうか。特に、お子さんや肌の弱い方は影響を受けやすいので原因がわからず苦しんでいる場合もあります。
症状がひどいようであれば皮膚科を受診しながら、合成洗剤から変えることでより過ごしやすい日常を迎えられるようになるかもしれません。
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